第一印象はとても大切
お店の第一印象は、店の前に立ちエントランスを入ってスタッフに迎えられるまでの“3秒”にかかっていると思っています。
それは、クリニックでも同じです。
人に対しても、第一印象は深く根付きますから、気配りの第一歩でしょう。
では、第一印象を決定付けるポイントは
- ファサード(店舗の正面外観部分。建物の顔)の見え方
- エントランス(玄関、入口)から見えるクリニック内の見え方
- エントランスから受付までの距離、視線
です。
では、それぞれのポイントをご説明いたします。
ファサードの見え方
最初のインパクト、心に残すきっかけ作りです。
サイン(看板)や建物のデザインも然ることながら、自動ドアや窓から見える院内の見え具合がとても大切です。
患者さんの混み具合が見えるといったこともありますが、院内の様子が少し見えることが大切です。
(見えるという話題になったので、少し逸れますがテナント1階であればファサード全面ガラスということも多いですが、見えすぎるのも良くないのです。
待合で待つ間自分も見られるのだと思うと、落ち着かないためです。)
少し見える、いわゆるちら店が必要なのは視線が院内に向く「求心性」を出すためです。
建物の外壁で途切れる視線を、建物の中まで繋げることで入りやすく感じる心理を活かします。
エントランス(玄関、入口)から見えるクリニック内の見え方
入口を入ってすぐに見える院内の雰囲気は、安心感に繋げます。
人は知らない、初めて行く場所では当然不安を感じます。しかし、自分が進むべき方向がわかりやすいと安心できます。
初めて行くクリニック入口を入ってポツンと孤独を感じることがあっては不安になります。
院内に入り、受付が見え院内の様子も垣間見えるような状況が安心できます。
もう少し付け加えると、院内に入り受付スタッフが真正面に待ち構えているのではなく、少し視線をずらせるとなお良いです。
エントランスから受付までの距離、視線
院内に入り受付が見えてから受付までの距離は、2メートル程度が良いです。(風除室があればその距離は伸びますが。)
受付スタッフに見られている意識と、受付カウンターまでの距離の視覚的心理との良いバランスが大切です。
院内に入り、3、4歩程度で受付カウンターに立てる程度の距離が不安を感じることないがないと考えます。
さらに加えると、待合などに視線を逃がせる状況であればなお良いです。
受付スタッフからの意識を和らげるため、絵画やポスターなどが少しあることもいいと思います。
ストレスなく視線を繋げること
要は、建物の前に立ち、院内に入り、受付する。
一連の流れの中で、視線を途切れることなく繋げることが、初めて来院する患者さんの不安を和らげます。
病気の不安を感じながら来院されているので、細心の注意を払い迎える気持ちを感じてもらえるクリニックと感じてもらえるでしょう。
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